浮島ヶ原自然公園

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キタテハ

キタテハ

8月の生き物


キタテハ

Polygonia c-aureum (Linnaeus, 1758) (黄立羽)

分類:鱗翅目(チョウ目) タテハチョウ科 
保全状態評価:なし

インドシナ半島から中国、台湾、朝鮮半島、日本全国と東アジア全域に分布します。
成虫の翅の表側はオレンジ色です。褐色に縁取られ、黒紋が多数あります。前翅長は2.5cmから3cm前後の中型のチョウです。
夏型と秋型があり、夏型のほうが黒っぽい翅になります。翅の裏側は褐色で、枯れ葉の中では保護色になります。 後翅の裏側には、白い「C」の紋があり、学名の"c-aureum"(金色の"C")の由来になっています。
1年のなかで2回から5回発生します。秋に発生した成虫は、そのまま越冬します。
幼虫はカナムグラを食草にします。幼虫は棘をもち、終齢幼虫になるとそれがオレンジ色になります。 この棘に毒はありません。
園内ではカナムグラが自生するので、1年に何回か発生しています。そのため目にすることが多いチョウです。