浮島ヶ原自然公園

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ハラビロトンボ

ハラビロトンボ メス

6月の生き物


ハラビロトンボ

Lyriothemis pachygastra (Selys, 1878) (腹広蜻蛉)

分類:蜻蛉目(トンボ目)トンボ科ハラビロトンボ属
保全状態評価:なし

園内では、駐車場奥の広場と管理棟前のヨシ原で見られます。
その名の通り、幅の広い腹部が特徴です。特にメスが幅広になります。
羽化直後は黄色に褐色の紋があり体色ですが、オスはその後黒くなってから、さらに写真のように青灰色に粉を吹きます。 メスは、そのままの体色です。
幼虫は、浅く泥がたまった場所に生息します。全身が毛深いため泥を身にまとうようにつけることができ、少々の乾燥には耐えられるようです。
オスは成熟すると水辺に縄張りをもちます。よく見ていると、ヨシ原で同じ所にずっといる個体を観察することができます。 オスとオスが出会うと、羽音を立てながらぶつかり合い、縄張り争いをします。その様子を木道から観察することができます。